一昨日、ピティナコンペ本選が、みなとみらいホールで開催されました。
B級に出場した、Eちゃんの応援に行ってきましたが、全国への壁は厚く、今回は残念でしたが、まだ2回目の本選が残っているので、講評の内容を踏まえて、2回目の本選に臨んでほしいです!
同じグループで、全国に行った子が1人だけいたのですが、その子の演奏は、クセがなく、心地の良い、大人びた演奏だと感じました。
変なところに力が入ることもなく、ムダな動きもないので、音も素直な感じで、曲想もやり過ぎず、とても自然でした。
奨励賞や優秀賞の子たちも、とても上手でしたが、ムダな力や、動きあったり、曲想のクセが強い傾向にありました。
ロマン、近現代は、わりと自由にやっていいのですが、バロック、古典は、曲想をつけすぎると悪趣味になるので、その加減が本当に難しいです、センスが問われます(*_*)
少し前に、高校生が横浜フレッシュ音楽コンクールのアドバイスレッスンで、
ムダな動きが多すぎる
音と関係のない動きを全部取って
動かないで、音で表現しなさい
と言われていました。
ピアニストは、バレリーナではないので、カラダの動きで表現してはいけません、笑
体の動きがあると、弾いてる本人は、すごく表現している気分になるのですが、目をつぶって冷静に聴くと、たいして音に表現されてないことも。
また、肩に力が入っていたり、余計な力が入っていると、いい音が出ないし、音が響かないし、冷静に、自分の音を聴くことも出来ません。
ホール、ピアノによって、環境はだいぶ変わるので、左右の音量のバランスやペダリングは、いつも同じ加減でいいはずがなく、本番では、冷静に自分の音を聴いて、即座にコントロールしないといけません。
私もまだまだ出来てませんが、本番でコントロールすることは、本当に至難の業です。
コンクールは、毎回、たくさんの発見があり、とても勉強になります。