先週土曜日、武蔵小杉教室のあるマンションの1階で、コンサートがあり、数名の生徒さんが参加しました。
当初、大人だけと言われていたので、大人の生徒様のみ告知していたのですが、かなり寸前になってから子供もOKと言われ、近々コンクールに出る子や、音大受験コースの生徒のみ告知する形となってしまいました。
参加した生徒さんによると、客席がすぐ近くで、発表会やコンクールの舞台とは違う雰囲気に、なんだか集中できなかったり?!スタインウェイだったのに、高音があまり鳴らなかったらしく、ペダルの感触も違ったようで、苦戦したとのこと。
当教室では、たまプラーザ教室、武蔵小杉教室共に、ヤマハグランドピアノC3Xを使用していますが、コンサート会場によくある、スタインウェイに近づく仕様にしており、ラの音を440ではなく442Hzのコンサート会場と同じ調律、高音が華やかに鳴るよう、調律しています。
ペダルに関しては、スタインウェイは、ヤマハに比べてかなり浅いので、すぐ底までMAXに踏んでしまいがちで、コントロールが難しいです。
ピアノは持ち運べない楽器なので、その場にあるピアノに、即座に対処して弾かなければいけないことと、いろんな会場がありますから、その場その場でどこまで対応できるかが、本番でのパフォーマンスの鍵になります。
その対処法は、とにかく、よく聴いて弾くことです!
ピアノや会場が違えば、同じ力加減、ペダルの踏み方で弾いても、出てくる音は全然違いまでから、本番では、自分の音をよく聴いて、理想の演奏に聴こえるよう、力加減、タッチをコントロールする必要があります。
特にペダリングは、会場にとって大きく変わるので、響かない会場では多めに踏んだり、響きすぎる会場では、少なくしたり、本番でのコントロールが必須です。
本番は、普段のレッスンとは違った、いろいろと見えてくるものがあり、本当にいい勉強になりますね!
気づきの多い、コンサートとなりました。