ピアノの導入期のテキストには様々なシリーズがありますが、どんなテキストを使おうと、必ず強弱記号が早い段階から書かれています。
まずは、f強く、p弱くの2種類のみ、
次にmfやや強く、mpやや弱くが出てきて4段階に~
その後、クレッシェンド、デクレッシェンドなど、だんだん大きくしたり、だんだん弱くしたり、pp、ffなど強さの段階も増え、表現の幅がどんどん広がってきます。
強弱、速さの設定で、同じ曲でも全然違うものに聴こえますので、音符を覚える、リズムを覚えることはもちろん大事ですが、強弱、速さの記号にも、しっかり意識を向けましょう。
1曲1曲、強弱、速さに意識して弾くこと、その姿勢が、表現力への第1歩となります。
特に弱く弾くことは、コントロールが難しいです。
ピアノによって、鍵盤の重さは違うので、鍵盤の重さを指で感じて、調整しなければなりません。
弱い音を出す感覚を、導入期のうちから、体感して、指の感覚で覚えていきましょう。
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次に、メロデイーを大きく(右手に来る曲がほとんど)伴奏を弱く、右手だけ強く弾き、左手は弱く弾いたりできるようにしていきます。
さらに、バッハシンフォニアレベルになれば、内声だけ強く出すなど、指毎に、強さをコントロールできる技術が要求されます。
10本の指がそれぞれ独立して、違う強さ、弾き方ができるようになれば、多彩な表現ができるようになります。
まずは強弱をしっかりつけられるよう、指でコントロールできるよう、導入期の段階から、しっかりとテクニックを身につけましょう。